年末のセールの時期になると、お客さんの奪い合いが始まります。より多くのお客さんに足を運んでもらうため、とくにアパレル店舗では「声出し」が行われています。
どの店も自分の店にお客さんを呼びこもうと必死です。そのなかで抜きん出て、自店舗のアピールをするにはどうしたらいいのでしょうか?
今回は、「声出し」についての解説です。
激戦区では「声出し」は定番

道を歩いているお客さんが店に来てもらえるように行う「声出し」。
ショッピングセンターや商店街など、お店が多いところでは重要な役割となります。お店が多い分、埋もれてしまう可能性が高いからです。
なので、声を出して店の存在に気づいてもらいます。
これから商店街にあるアパレルで接客販売員として働きます!という方がいたら、「声出し」をすることもあるかもしれません。
時間帯や客層によって言葉を変える
ずっと同じことを言い続けるのも飽きてきますし、飽きられます。時期や時間帯によって前を通るお客さんの層は変わります。変化に合わせて、言葉を変えてみましょう。
たとえば、メンズ向けのビジネスシャツを安売りしているとします。平日の午前中なら主婦がよく通るので、それに合わせて、
と声をかけます。夕方ならビジネスマンがよく通りますね。なので、
このように、通る人に合わせて声をかけることで、興味を持ってもらいやすくなります。
商店街に足を運んでみると、様々な店舗が思い思いの商売文句を口にしています。
たまにはお客さんの立場で店舗をのぞいてみると、いろいろ発見もあるかもしれませんね。
入店を迷っているお客さんへの対応
通路から中をのぞくだけでなかなか入ってこないお客さんもいます。誘いこむための話術もありますが、言葉や態度で「どうぞ中に入ってご覧ください」という気持ちを伝えられるかが大事です。
まず考えるのは、なぜ入ってこないのか?ということです。

店になかなか入れない人は、
と、不安の気持ちが勝っているのではないでしょうか。安心していただけるよう、
と言いつつ、店内に誘導してあげるのも手です。「自由に見て回れる」ことをやわらかく伝えてあげましょう。
また、そのようなお客さんが多いなと感じたら、店員の立ち位置なども含め、店内の雰囲気がどう見えているか考えなおしてみても良いかもしれません。
店の方針にもよりますが、よりフレンドリーなお店づくりをこころがければ、入ってくるお客さんも増えてきます。