これまで記事にしてきたアルバイトトラブルの解決法について、1ページで簡単にまとめてみました。
各ページへのリンクもあるので、詳しく知りたい方は該当ページへ飛んでください。
目次
1.求人情報はどこに注目すればいいの?
仕事内容、賃金、労働時間などの労働条件を細かくチェックしましょう。
研修中でも最低賃金を下回ることは許されません。
2.シフトが勝手に追加されていたら?
断っても法的に問題ありません。
シフトを変更する際は事前に労働者の同意が必要です。
3.シフトが減らされていたら?
同意なしにシフトを削られていた場合、賃金は最初の予定通り貰うことができます。
店が営業停止して急に働けなくなった場合には、雇い主は賃金の60%以上の休業手当を支払わなくてはなりません。
4.休憩を取らせてもらえないときは?
使用者(雇い主)には、自由な休憩時間を与える義務があります。休憩を減らして働かされた場合、その労働時間分の賃金が支払われます。

1〜4までの内容について詳しく知りたい方は、「求人情報はどこを見る?ブラックバイトから身を守る為に必要な知恵」をご覧ください。
5.バイトなのにノルマを課せられた
ノルマ自体は違法ではありませんが、その後の買い取り強制は違法です。
ノルマの有無は事前に面接などで確認を。
「ノルマがない」と最初に説明を受けて働き始めたら、実際にはノルマありの職場だったという場合は、「契約内容が違う」としてすぐ辞めることができます。
6.「お皿を割ったら罰金」という決まりがある
常識の範囲で働いている場合に起こったミスについて、罰金を払う必要はありません。
罰金が前もって設定されていても、それは無効となります。
7.給料が明らかに少ない
給与明細書をもらい、自主的に勤務記録をつけておきます。不払いの賃金があれば労働基準監督署に相談しましょう。
残業や深夜時間帯の給料についてもきちんと把握しておきましょう。

5〜7までの内容について詳しく知りたい方は、「バイトでもノルマはある?ブラックバイトあるあるQ&A」をご覧ください。
8.試験があるからバイトを休んで勉強したい
他に優先することがあるなら事前に面接などで申し出ておきましょう。
雇い主側はそれを聞き入れる必要があります。
アルバイトはあくまで補助的な労働力になります。人手が足りないというなら、雇い主は正社員を増やすべきなのです。
9.面接時の説明と違う仕事をやらされている
合意した内容ではない仕事を引き受ける義務はありません。
嫌なら断ってしまいましょう。
何でもかんでも引き受けてしまうと、合意したとみなされて、だんだん希望通りの働き方ができなくなる可能性があります。

8と9の内容について詳しく知りたい方は、「アルバイトのトラブルを解決!バイトより学業を優先したいときは?」をご覧ください。
10.準備や片付けの時間が給料に含まれていない
準備や片付けであっても仕事の一環です。その時間にも賃金が支払われなければなりません。
打ち合わせやゴミ出しなども、雇い主の指示で行うなら立派な労働時間です。
11.パワハラされた!
記録を取り、責任者や企業の相談窓口、相談機関などに相談しましょう。
雇い主は、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるように必要な配慮をする義務があります。
12.バイトを辞めさせてもらえない
通常のアルバイトなら、2週間前までに申し出ることによって辞めることができます。契約期間に定めのあるアルバイトの場合も、「やむを得ない理由」があれば途中で辞めることが可能です。

10〜12までの内容について詳しく知りたい方は、「準備の時間も給料に含まれます。職場の言い出しづらい問題を解決」をご覧ください。
13.アルバイトでも有給って取れる?
条件を満たせば可能です。
有給休暇は正社員だけのものではありません。
14.調理中にやけどしてしまった!
労災扱いとなるので、治療費を受け取ることができます。
自分で治療を受けた場合でも、記録を取っておけば、治療費が返ってくる場合があります。

13と14の内容について詳しく知りたい方は、「アルバイトが有給を取得する条件とは?アルバイトの疑問いろいろ」をご覧ください。