ラクなアルバイトの代表として、アルバイトをまとめたサイトにもよく挙げられているネットカフェでのアルバイト。果たして本当にラクなんでしょうか?
口コミをいろんなサイトで見ていると、休憩中に漫画読み放題だと言われていたり、ジュース飲み放題だったり、「ホントなの?」と思いたくなるような情報がたくさんあります。だったら応募してみようかな?と考えちゃいますよね。
しかし、その情報を鵜呑みにしていると、すぐにバイトをやめることになると断言できます。実際、そんなに甘くありませんでした。
少しだけネカフェでアルバイトをしたことがあるので、その内情を伝えていきたいと思います。
目次
バイトは漫画読み放題!ジュース飲み放題!じゃなかった……
ネカフェではたらくメリットとしてよく話題になるのが「休憩中は漫画読み放題!」ですよね。まずはここについて説明します。
正直に言うと、私が働いていた店舗の場合、「漫画を読むことは禁止」されていました。隠れて読んでバレなかった人もいるらしいですが、勝手に読むのは危険です。
よく考えたら、漫画を読みに来ているお客さんの「機会」を奪っているようなものですから当然かもしれません。たまたま、「従業員が休憩中に読んでいる漫画」を読みたいお客さんが来る可能性があるわけです。その意味では、たまにある「廃棄予定の漫画」なら読んでも良いかもしれませんが。
ドリンクバーが設置されていましたが、漫画と同じく、「ドリンクバーのジュースを勝手に飲むのは禁止」でした。
形はどうであれ接客業。思ったよりも忙しかった

勤務していた時間帯は主に平日の昼でしたが、暇だと思いきや、意外と忙しいときもありました。
大きな原因は「食事を提供する店舗」であったことです。昼の12時前後はとくに修羅場な時間帯で、食事の提供が遅れてお客さんに謝りに行ったことも何度かあります。
この辺ははたらく時間帯によって大きく変わるかと思いますが。
あと、少し勤務に慣れてくると備品や食材の発注を任されたりします。発注のために備品の在庫を数えている間もお客さんはひっきりなしにやってくるので、何度も中断しつつ発注作業を進めていかなければなりませんでした。曜日ごとに発注日が決まっていたので、発注の前の日の夜は「明日発注かぁ〜……」とすこーしだけ憂鬱な気分でした。笑
お客さんの幅がすごかった

数あるお店の中でも、「ネットカフェ」はとくにお客さんのクセがすごいと思っています。笑
住み着いている人なんかもいたし、カウンターで大声で文句を言ったりする人もいました。一日一回ぐらいは会計でモメてたのでは?
一番キツかったのは、「パソコンの使い方を教えろ」と言ってくるお客さんです。言ってくる人の数が多いし、正直「パソコンの使い方」なんてわからないことだらけでしたから。「検索して調べてみていただけますか」と店員が諦めたように言うわけにもいきません。まず、検索の使い方がわからないお客さんもいましたしね。
時間をとられすぎると、常駐している従業員の数が少ないので人手が足りなくなります。なのですぐにわからない場合、「申し訳ありません。私にはわかりません」と言うしかなくなるのですが、そう言うと「店員のくせにわからないのか」なんて文句を言われます。
多少のメンタルの強さは必要だと感じました。
「清掃」に抵抗があると続きません

飲食をつくったり、発注もしていましたが、一番長い時間をかけるのは清掃でした。主にブースの掃除ですね。お客さんが使ったあと、復元作業も兼ねて部屋をきれいにします。
お客さんもいろんな人がいますから、汚れ方もいろいろです。ときどき目を覆いたくなるような惨状を目撃できます。笑
掃除が苦手だったり、キタナイものにはさわりたくないって人はほんとにやめといたほうがいいです。
大多数のお客さんはきれいに使ってくれるんですけどねー。
店舗の業態によって難易度は大きく変わります
働いていたのはネットカフェの中でも比較的大手の企業というか、規模が大きく規則のしっかりしたところだったので、「漫画読むの禁止」など、融通が効きにくいところがあったのかもしれません。
同じ名前のお店でも直営店だったりフランチャイズだったり、地域差もあるでしょうし、はたらいてみないとわからないこともあるでしょう。
でも、「忙しさ」においては絶対にわかる基準があります。それは、「飲食を提供しているかどうか」です。
飲食をつくるといってもだいたいレンジでチンするだけなので手順は簡単なんですけど、ご飯をよそったりトースターも使ったりで、一つつくるのに10分弱はかかります。お昼どきなんかは一気にいくつも注文が入るので、ほとんど毎日てんてこ舞いです。
なので、飲食があるかないかで、忙しさは大きく変わるでしょう。
個人経営のネカフェなんかだと規則もゆるいと思いますし、「休憩中に漫画読み放題」なお店もあるでしょう。飲食を提供していないところも探せばあるので、「どうしてもネットカフェでラクしたい!」と考えている人は、
「個人経営で食べ物を提供していないところ」
を探すといいでしょう。
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ほかの接客業に比べるとやっぱりラクかな?
実際にアルバイトした経験から、その内情をつらつらと書いてみました。ちょっとイメージ悪く書いちゃったかもしれませんが、忙しい時間帯以外は、ほかのアルバイトに比べてのんびりした時間を過ごせると思います。居酒屋とネカフェで同時に働いていた知人は、「ここは天国かな?」なんて言っていましたしね。
「ラクしよう」と思ってネカフェで働き始めると、意外と忙しくて辞めちゃう人も多いそうなので、そのあたりの誤解を少なくしたいと思いこの記事を書きました。
それでも、「漫画が好きだから漫画に関係したアルバイトがしたい!」「コミュニケーションが苦手だけど、まずはお客さんとの会話が少ないネカフェから接客を経験してみたい」って人はどんどん応募しちゃいましょう。やる気があれば必ずいい経験になります。