ビジネスシーンといっても、今回の記事で想定しているのは、お客さんとの会話ではありません。社員同士の商談だとか、比較的カタイ場面での会話です。
この場面でも要件会話だけではなく、雑談を交えて話すのも大事です。お互い打ち解け、いい雰囲気で取り引きできるほうが良いですよね。
「長く続く関係」を構築できるよう、雑談で良好な空気をつくりましょう。
ただ、むずかしいのは雑談に終始してはいけないという点。話の着地点をコントロールしながら、要件と雑談のバランスをとるように。
まずは自分の緊張をといて準備
人とコミュニケーションをとる場面では、誰しも緊張するものです。あなたも、相手ももちろん少なからず緊張しています。
まずはあなたの緊張をとかないと文字通りお話になりません。
上半身の力を抜いて、ゆっくりと呼吸します。
息を大きく吸い込みながら肩を持ち上げ、ストンと落とす。何度か繰り返せば、なんとなくリラックスしてきませんか?

また、呼吸は吐く息を長く深くすると落ち着きます。
商談前に少し時間を見つけて、やってみましょう。
相手の緊張をとく3つのポイント
自分の緊張を和らげたら、相手の緊張もほぐしてあげましょう。
以下の3つのポイントを意識します。
- 笑顔

表情や態度で、「私はあなたの味方ですよ」と示しましょう。
「話しやすそうだな」と相手に思ってもらい、ムードをつくります。
- 軽く質問してみる
だんまりだと話しづらいですね。最初のきりだしかたは、小さな質問をしてみるのがいい方法です。
相手に話をさせると、相手の出方もわかってきます。かるーい質問で良いんです。
あんまり失礼だといけませんけどね。笑
- 人間性をちょっと開示する
仕事以外の私生活のことをちらっとしゃべってみます。
「普段どんな人?」というのがちょっとわかると親近感が湧くし、緊張がとけますよ。
雑談の内容は業界のこと

友だちとおしゃべりするわけではないので、ある程度は話題に制約があります。
いきなり政治とか宗教の話をされても困りますよね。
また、雑談で盛り上がるためには、テーマに共通点がなければいけません。
むずかしく考え過ぎるとしゃべりづらくなるので、ここは業界の話題をネタにしましょう。
取り引き内容にも自然に話を持って行きやすくなります。
ただ、気をつけたいことがあります。事前に相手の会社について知っておく必要がある点です。不祥事だとかの地雷を踏んじゃったらひとたまりもありません。
共通の知人がいたら、話にしやすいですよ。
時事ネタなんかもいいです。日経新聞ちらっと見て、一面の記事をネタにするくらいでも。
なんにせよ、なれない内は事前のリサーチが大事です。