幅広く情報を集め、客観的に把握しよう

「(企業名) ブラック」と検索してみても、信頼できる情報にはたどり着けません。
掲示板の書き込みもいろいろありますが、その多くは故意に同業他社の評判を下げようとしていたり、嘘か本当か怪しい主観的な書き込みだったりします。
また、実際に企業を見て確かめることも大事だと言われていますが、説明会などは「この企業で働きたい」と思わせるように開催されています。
なので、企業の悪い側面には触れず、働くメリットばかりが目立つようになっているのです。
先輩社員のキラキラした話には心惹かれますが、その情報をうのみにするのは危険です。
情報源はできるだけ多く用意し、総合的に判断するように注意です。
キャリコネの口コミなどを情報源としてうまく活用しましょう。
キャリコネでは、実際に働いている人たちのリアルな口コミを見ることができ、ある程度信頼できる情報となっています。
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就職四季報も活用

就職四季報は、就職に関する客観的な情報を知ることができるため便利です。
とくに、「3年後離職率」には注目しましょう。
男女別に3年後新卒定着率なども記載されているので、入社人数と合わせて確認してみてください。
就職四季報のデータは、各社に回答を依頼した内容を記載したものなので、No Answer(回答なし)の欄もあります。
3年後離職率が公開されていない場合、「離職率の高さから非公開にしている」ことも考えられます。
3年後離職率が非公開の場合は、平均勤続年数に注目しましょう。離職を見込んで大量に採用し、離職者が多い職場では、当然勤続年数が短くなります。
また、有給消化の平均も労働環境を知る手がかりになるでしょう。
就職四季報には「女子版」もあります
就職四季報の女子版には、育児休業の取得者数や女性の役職者数などが記載されています。
出産後も働き続けられるのか、能力がきちんと評価されるのかを知る指標にしてください。
図書館での情報収集

図書館では、過去の新聞記事や雑誌からの情報収集もできます。
パソコンから図書館のデータベースにアクセスして気になる企業名で検索すれば、記事の一覧を出すことができます。
ビジネス雑誌には、特定の業界や企業の動向を知るための特集が組まれていて、経営者の考え方を密着記事などから知ることができます。
まとめ
- 企業を調べるときは情報源の数を増やし、客観的に判断する
- ネットだけじゃなく、「四季報」や図書館からも情報を集める
就職・転職は情報の数が勝敗を分けます。ライバルに先を越されないよう迅速に、でもじっくりと吟味しながら企業を選びましょう。
一人での活動に不安があるなら、「転職エージェント」を活用するのも手です。
転職エージェントは、一人ひとりの情報をヒアリングし、適性に合った企業を一緒に考えてくれます。
「転職」エージェントとなっていますが、新卒でも問題なく使えるところがほとんどです。
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