どんなアルバイトでもやっておけば「良い経験」になるのは間違いありません。しかし、中でも接客業のアルバイトは得るものが多いと思っています。
何か技能が身につくわけでもないんじゃないの?と思われる方もいるでしょうが、「大勢の人の前でも自然にふるまえるようになる」と言えば、十分特殊な技能ではないでしょうか。
辛いこともあるかもしれませんが、いつか必ず「やってよかった」と思えるようになります。
今回は接客のアルバイトをするか迷っている人に向けて、「やっておくべき理由」をいくつか挙げてみました。
飲食店をスマートに利用できるようになる

これには私のエゴも含まれていますが……。
昨今は余裕のない人がたくさんいるようで、店員を人間扱いしないお客さんが増えているような気がします。
昨日入った回転寿司のお店でも、店内が混雑していたせいで席への案内が遅れ、お客さんの怒号が飛び交っていました。
「トイレに早く案内しろって言っただろ!」「あそこの席空いてるのになんで座らせてくれないの!」
そういう場面を見ると私は自分も一緒に怒られているように思ってしまい、すごく心が痛みます。
店員側は飲食提供や新規のお客さんの案内に手一杯であり、一人ひとりのお客さんに目を配る余裕のないことは誰の目から見ても明らかでした。
もちろん店員側にも落ち度はあったかもしれません。店員に同情しろ、とまでは言いませんが、少なくとも無理難題を押し付けるのはやめてあげてほしい。
「お客様は神様だ」という言葉は店員側が意識することであり、お客さん側が我が物顔で店に要求を通そうとする理由にはなりません。

また、接客を経験していると、お客さん側になったときに、「店員がしてほしいこと」がわかります。
たとえば飲食店で使ったお皿を1か所にまとめて、店員が気が付きやすく、集めやすいようにしておいたり……です。
飲み会などでも、みんなのグラスを集め、店員が集めやすいように気を配る人はとてもスマートで、かっこいいですよね。
強制するつもりはありませんが、より多くの人が周りに気を配れるようになれば、とても優しい世の中になると思います。
店員からも感謝され、思わぬサービスが受けられるかもしれませんよ?(でも強要するのはダメです!笑)
アルバイトは自分の適性を試す場所でもある

向いていないと思っていても、いざ現場に立ってみると「おもしろい!」と感じ、長くアルバイトを続ける人は意外とたくさんいます。
そんなアルバイトでの経験が、自分の理想の就職先のヒントになります。
逆に、期待いっぱいに勤務をはじめた会社の業務内容が「合わない……」と感じてしまう人もいるでしょう。
アルバイトの立場ならそんなときは無理に続けず、会社と自分がお互い損をする前にさっさと辞めてしまえますよね。
人に聞いた話、本で得た情報よりも、経験が自分の価値観を形成していくものです。
「辛い」と一般に言われている仕事でも、あなたにとってはこれ以上ない天職である可能性もあります。
このように仕事の適性を現場で把握することができるから、アルバイトの経験は進路選びにも役立つのです。
「仕事のコミュニケーション力」がつく

接客を長年しているからといって、初対面の人とペラペラ喋ることができる……ようにはならないと思います(笑)
しかし、店員とお客さんのコミュニケーション、つまり「仕事の上でのコミュニケーション力」がつきます。
友人や家族と喋るときとは、距離感の取り方が違いますからね。
どんなアルバイトをしていてもある程度は身につくと思いますが、接客業は場数が違います。
短い期間でも経験しておけば、後々仕事の役に立ちますよ。
敬語なども普段から正しい言葉を使うようにしておけば、自然と口から出てくるようになります。
まとめ
納得のいく理由だったでしょうか。
「迷っていたけどやってみようかな……」となっていてくれれば良いのですが(笑)
やってみたいアルバイトが決まっている方は一度バイト先に連絡を取ってみてください。
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