接客の苦手を克服。緊張で人前に出られない人が意識すべきこと

「いろんな人の視線を意識してしまって緊張する……」

接客はたくさんの人を前にして仕事をしなくてはなりません。そして人前ではだれでも緊張するもの。

多くの人の前でまったくの平常心でいられる人はほとんどいないと思います。

とくに日本人は謙虚な精神の持ち主が多く、人前で話すのがニガテな傾向があります。

一般的に、子供の頃に比べて、大人になると人前に出ることはだんだん平気になってくると言われていますが、その一方で、もともと平気だったのに、ある時期を境にして人前に出ると極端に緊張してしまうようになる人もいます。

ふとしたきっかけで人はそうなってしまうのです。人前に出るのが大好きな、目立ちたがりやの人でも、一度の失敗がトラウマになることもあります。

例えば、「苦手なことをたくさんの人の前で発表するハメになって恥をかいてしまった」ことや、「イベントの司会を任され、その最中ものすごく緊張してしまった」などがきっかけです。

ことあるごとに極度に緊張してしまうようになると、仕事をはじめ、趣味やイベントに出かけるのがつらくなり、あらゆる可能性が狭まってしまいます。

接客業もその可能性のひとつ。

もし緊張やあがり症のせいで悩んでいる人がいて、この記事が役立つならば幸いです。

緊張やあがり症の原因は

異常に緊張してしまう人、あがってしまう人の多くは「失敗すること」を恐れています。

失敗することを恐れる原因は「名誉欲・自尊心」だと、心理学的には言われているようです。

大きな大会や大事な発表会で、もし失敗したとしたら、自分の自尊心は大きく傷つくことになります。「試合に勝ちたい、良い結果を残したい」という欲は、失敗を恐れることと表裏一体です。

緊張しないようにと考えると余計に緊張してしまいます。リラックスしようとムリに考えても一緒です。あがりは、「あがらないように」と強く思うとあがりがひどくなり「あがってもいい」「失敗してもいい」と思うと、逆にあがりは減少するという性質があります。

あがりにくい人、度胸があると言われている人たちは、あがってしまう人たちよりも、「失敗するのが当たり前だ」といくらか楽観的な考えをしています。常に気楽に捉えてしまうのも考えものですが、この楽観的な考えこそがあがり症を克服するために必要なのです。

開き直ってやろう

あがってしまったら、まずは開き直ってやりましょう。あがってしまった以上、すでに手遅れだと認めてしまうのです。一度あがってしまえば、あがりを完全に消してしまうことは不可能なので、後は、あがった状態を軽くすることしかできません。

先ほども言いましたが、「あがらないようにしよう」と考えれば考えるほど、よけいにあがってしまいます。なので、いったん始まってしまったら、あがりを抑える方法で一番効果的なのは何もしないこと、あがりを放置することです。

あがっていても、「他の人もあがっている」「このぐらいの緊張なんて誰でもある」と思い込みましょう。実際そんなものですから。楽観的に考えることがあがりを抑える最も良い方法です。

前向きに考える

緊張やあがりは、不安、恐怖、居心地の悪さ、などのストレスがある状況で起こります。ストレスを感じると身体のなかでストレスホルモンが分泌され、肝臓がブドウ糖を増産。そのブドウ糖をエネルギーに変えるために必要な酸素を取り込もうと、呼吸や心拍数が激しくなります。

それに加え、脳には過去の記憶をよみがえらせて、不安を増幅させてしまう仕組みがあります。

脳は条件反射で物事を学習していくためです。つまり、幼い頃から現在に至るまでの経験によって学習し、その記憶から能力や応用力を身につける仕組みになっているのです。

すぐに不安になったり緊張したりする人は、脳が過去の不安や緊張を記憶し、その記憶をことあるごとに蘇らせることによって、新たな不安や緊張を生んでしまっています。脳がそのように学習しているからです。

また、「何をしてもうまくいかない」「いつも運がない」と思っている人も、脳の学習能力によってそのような仕組みをつくっているかもしれません。一度仕組みをつくってしまうと、記憶喪失にでもならない限りすぐに消すことはできません。

過去のたった一回のミスがトラウマになり、同じ失敗を繰り返してしまいます。

ミスしても、反省する必要はありません。あがり症の人は、ミスを自分一人で抱え込んでしまいがちです。普段から、求められる以上に反省しているのですから、反省はできるだけしない」くらいの心持ちでいるのがちょうどいいのです。

常に前向きな精神を脳に書き込み続けることで、記憶のプログラムが書き換えられていきます。過去の失敗はひとまず忘れて、常に前向き、楽観的に物事に取り組みましょう。

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