2種類の人間がいるのを知れば、新人の指導には困らない

この前うまくいった指導法を行っても失敗することがあるのは、その指導方法と新人君のタイプがかみ合っていないから。

人には2種類のタイプがいます。

いつもの指導方法があるなら、それにもう1パターン加えておけば、どんな新人がきても対応できますよ。

疑問を持ちやすい理論派タイプの新人

このタイプは、全体の仕組みがわかってからじゃないとなかなか動けません。

「あれこれ考えずにとりあえずやってみてよ」とやらせても、

「なんでやるんだろう?」「やったら何の役に立つの?」

などの疑問が先に浮かんでしまいます。

「やれ」と言われればやるにはやるんですが、何も考えず行動しようとしても自然に意味を考えてしまうため、集中できずパフォーマンスが落ちる傾向にあります。

物事を深く考えるので、基本的には知的なタイプ。

かといって、「仕事面で有能か」というと絶対そうだとは言い切れません。

なぜならこのタイプの人は、理屈ばかりが気になって技術を身につけるのが苦手なことがあるからです。

失敗することを過度に恐れる傾向もあるので、拒否する理由ばかり探してしまってなかなか行動に移せない人もいる、ということを理解して指導する必要があります。

「とりあえずやってみる」感覚派タイプの新人

もうひとつは教えられたことはとりあえず実践してみる感覚派タイプ。

このタイプは、「なぜか?」ではなく、

「どうやればもっとうまくやれるのか?」「何かコツはないの?」

とったことに関心をもつため、より実践的に仕事を教えましょう。

深く考えることは機会を与えないとなかなかしないので、失敗しても原因がわからず、スランプになってしまうこともあります。

最初は失敗することも多くあると思いますが、失敗した分成長も早いです。

理論派新人には「なぜ?」に答えることを徹底する

理論派にはまず全体像を教える、ということが大切です。

活動する現場だけではなく、店内のすみずみまで案内し、お店の仕組みを理解してもらいましょう。

「なぜ?」という疑問には常にこたえられるように、理由を言葉にして伝えるよう努めます。

何ごとにも自分なりに答えをだして納得しようとするため、ときには間違った理屈を考えて勝手に納得してしまうことも。

また、自分では答えが出せず、「なぜ?」の迷宮に迷いこんで何も手につかなくなることもあります。

新人が身動きできずにいるときは「とりあえずやってみよう」と行動を促してみます。

やってみないとわからないこともあるよ、と実践するほうが効率がいいことを説明すれば、納得して行動してくれるでしょう。

感覚派新人はとにかく実践!

理論派とはまったく逆で、「理屈の前にとにかく実践」です。

たとえ理屈が必要な場面でも、とりあえずやらせてみることが優先。体で覚えてもらいましょう。

「こういう決まりだからそのままやってね」と説明しても納得してくれますし、そのほうが能力を発揮します。

たくさん失敗するとは思いますが、アドバイスするときは口で語るのではなく、背中で。

つまりお手本を見せてあげるのです。

理由や理論を教えようとすると興味をなくしてしまうので、「こうすればできるよ」と、どんどんお手本を見せてあげましょう。

理論派より感覚派が多い世の中

世間的には、あれこれ理屈を考える理論派よりも、「とりあえずやってみよう」と行動する感覚派が多数です。

接客業ではとくに実践で覚えさせようという向きがあるので、理論派はあまりいないように思います。

基本的に、指導方法を考えるときには実践を優先する方法を考えておくのが効率がいいです。

かといって理論派をないがしろにしていると、新人が先輩スタッフや店長を信頼しなくなります。

実践を中心にしつつも、マニュアルを充実させて「なぜやるのか」「どういう意味があるのか」という疑問にこたえられるように用意しておき、興味があれば業務の全体像を教えてあげましょう。

 

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